本制度の趣旨・狙い
● | パリ協定の合意以降、我が国のエネルギー需給政策は、さらなる地球温暖化対策の取組みの中、徹底した省エネルギー社会の実現を目指しています。 |
● | 産業、業務部門においては、設備・機器の効率化の更なる推進やエネルギーマネージメントを通じたエネルギーの最適利用等による省エネルギーの取組みを一層加速させる必要があります。 |
● | このような背景の中、当センターは、エネルギー消費実態の調査・分析を行い、スマートできめ細やかに省エネルギーを推進する人材を発掘・育成する「エネルギー診断プロフェッショナル(以下、「診断プロ」という。)認定制度」を創設することにしました。 |
● | 当センターは、診断プロが、例えば、エネルギーソリューション・ビジネスの担い手となって、また社内の省エネルギーの取組みのリーダーとなって活躍するなど、我が国の省エネルギーを推進する中核となって活躍する人材の輩出を期待します。 |
「診断プロ」取得のメリット
本認定試験に挑戦し、「診断プロ」認定証を取得すると、次のようなメリットがあります。
取得過程 | ● 総合的なエネルギー診断能力の向上 当センターのノウハウが詰まった「診断プロ」認定試験公式テキストの学習や診断報告書の作成を通して、総合的なエネルギー診断能力を高めることができます。 |
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取得後 | ● 公的資格としての位置づけ 「診断プロ」は、「グリーン購入法に基づく省エネルギー診断」及び「環境配慮契約法に基づく建築物の維持管理に係る契約」において必要となる公的な技術資格に該当します。 |
● ハイレベルな診断の証(あかし) エネルギー管理の高度な専門性を有していることが認証されます。これにより社内のみならず、エネルギーソリューション・ビジネスにおいて、高い信頼を得ることができます。 |
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● 「診断プロ」ネットワークへの参画 当センターが基点となり、「診断プロ」ネットワークを構築し、メンバー間の情報交換、省エネ制度・関連技術の最新情報の提供等を実施しています。このネットワークの中で診断能力のスキルアップを効果的に図ることができます。 |
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● 活躍の場の拡大 エネルギーソリューション・ビジネスなどで活躍の場が拡大します。例えば、「診断プロ」は当センターが全国の中小企業等を対象に実施している「省エネ診断」事業において、省エネ診断を実際に担当する「専門員」候補となります。 |
「診断プロ」取得の主な想定対象者
「診断プロ倶楽部」によるネットワーク構築
「診断プロ」認定証を取得された方のために、当センターが母体となって「診断プロ倶楽部」を開設しています。